青森にとっては新幹線開通まであと6年と言われていますが盛岡以北は実はJR東日本が作る新幹線ではありません。昔でいうところの鉄建公団が作り、JR東日本が借りる形です。車両は勿論JRのものですが、我々JRは借り賃を払って営業します。盛岡まではJR東日本が平成7年に31兆円という莫大な金額で全部買い取って、借金を背負いながらなんとかやっていっています。
まあ、借金はおかげ様で現在は利子も安いこともあり少しづつ返しながらやっております。新幹線は政治に大きく左右されます。
青森までもがそうであるのに、北海道ではすでに「新幹線を青森で留めずに、まっすぐ北海道まで持って来い」との意見が出されています。そう言った場合に一番ネックになる問題が青函トンネルだと思います。トンネルの大きさは新幹線と在来線が通れるような大きさで建設されていますが、貨物列車と新幹線とを通さなればならず、実際に貨物と新幹線がすれ違った場合大丈夫かどうか。また、新幹線と在来線の傾きの違い、電気の違いがあります。特に電気は新幹線が2万5千ボルトに対して在来線は2万ボルトで、仮にトンネル内を新幹線を通すのに必要な2万5千ボルトとすると現在動いている在来線の機関車は全部だめです。機関車を造りかえるのにはまたまた膨大な費用がかかります。では、青函トンネルを通るだけのために2万5千ボルトに対応する機関車に造りかえるのかというと、そういうお金は一切ありません。JR貨物では新幹線とは無縁のため、政府の施策でやるのであれば政府にその金を出していただきたいと話しています。問題は山積みです。