青森モーニングロータリークラブ 2011~2012年度 会報

創立1989年6月1日
会長     米谷 恵司
副会長    鈴木 唯司          例会場  青森国際ホテル  例会日  毎週金曜日 午前8時
幹事     工藤 一男          事務局  
〒030-0801 青森市新町1-6-18
副幹事    高橋 修一                         017-775-1821  FAX 777-9691
会報担当   阿保 康雄                        webmaster@aomori-mrc.org 
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平成23年10月7日(金) 第1059回例会

点鐘   米谷会長
ソング  君が代・奉仕の理想

出席と誕生祝い

ゲスト  米山奨学生 グェン・フォン・テェさん
オブザーバー 本堂きみゑさん
ヴィジター(敬称略) なし

本日の出席率 22名中19名 86.36%
9月16日分確定出席率 22名中21名 95.45%

メーキャップ(敬称略) 10月5日 葛西義明(青森北東)
            10月5日 岡村良昭(青森北東)

米山奨学生への奨学金交付 鈴木副会長よりグエン君へ奨学金が渡されました。
グエン君のコメント:奨学金ありがとうございます。日本に居る期間も残り僅かで、本当に時間が刻々と迫ってきている感じです。昨日隣の国タイから来ている子と一緒に飲食していました。1年生の頃、最初は互いに日本語もあまり話せず『何だこいつは』という感じだったのですが、一緒に授業を受け、一緒に飲みに行ったり、一緒に椅子に座って話したりしているうちに仲良くなりました。その彼が今月東京に行って来月はタイに戻ります。彼は彼なりに国に戻ったら日本語教室を開くという夢があり、昨日は将来を熱く語り合い、お互い頑張ろうと励まし合いましたが、やはり淋しく思います。今は卒論を頑張って将来何かきっかけをつくって日本に戻って来れたらいいなと思います。

・新会員入会式 小比類巻 宣典さん
 推薦者 阿保会員
  新青森駅長の小比類巻さんは苗字からも想像できると思いますが三沢市のご出身です。赤坂前駅長さんの後任として赴任されました。実質的な推薦者は赤坂さんです。
 小比類巻さん
  10月1日着任しました。皆様にはこれからご支援ご指導いただきながら青森県の観光振興に向けて地元を全国に発信していくことがJRとしての私の役目だと思っております。新幹線も9月23日から平常運転に戻りました。改めていろんな人に青森に来ていただき、良さを堪能していただいてお帰りいただき、また青森に来ていただくというのが地元にとって一番いいことです。青森県のために頑張っていきたいと思っておりますので 宜しくお願い致します。

ニコニコBOX

ニコニコBOX 18名 9,000円

<ニコニココメント>
・ 阿保さん、本日の卓話ありがとうございます。(全員)
・ 小比類巻さん、ようこそ。よろしくお願いします。(全員)
・ 青森県の観光PRに携われることに喜びいっぱい不安いっぱいです。よろしくお願いします。(小比類巻)

会長の時間
鈴木副会長


 本日は予定が詰まっておりますのでコメントは差し控えます。

幹事報告

・ JR東日本青森支店長 船越勝美さんよりメール。

・ 地区より、地区大会表彰についてお知らせ。当初予定していた受賞者用の表彰者席は設けないことになりましたので各クラブ席へご着席ください、とのことです。

・ 札幌モーニングRCより会報。

・ 地区より、2010-11年度 新地区補助金利用状況と補助金終結のご報告(回覧)。

・ 五所川原RCより、「西第一分区インターシティミーティング」開催のお知らせ。

  日時 11月19日(土)14:30~
  会場 ホテルサンルート五所川原
  登録料 5000円
  登録締切 10月28日まで(クラブ事務局へ)

・ 直前ガバナー事務所より、9月30日をもって中村義弘ガバナー事務所閉鎖のお知らせ。

・ 松本康子ガバナーエレクトより、エレクト事務所開設のご案内。(詳細回覧)

その他

藤井会長エレクト
・次年度地区役員に当クラブから地区幹事として阿保さん、白川さん、中分区ガバナー補佐として芳賀さんが決まりました。

ゴルフ愛好会(平川愛好会幹事)
・9月21日3クラブ合同ゴルフコンペがありましたが当日は台風の影響で大雨のため、20名が現地集合をしましたが中止となりました。表彰式のみ青森国際ホテルで行いまして、あみだくじで順位を決めた結果、優勝は岡崎さん(青森中央)、準優勝は木村さん(青森)、第1位は平川百合子さん(青森モーニング)でした。
・青森クラブ主催で10月29日午前9時から青森CCで再戦することになりました。プレーのみ夜の表彰式はございません。
・10月19日に当クラブゴルフ愛好会の最終コンペが行われます。

 卓話 「姉妹クラブ共同事業・東日本大震災復興支援活動について」 阿保奉仕プロジェクト委員長


 
阿保奉仕プロジェクト委員長
4月23日川口モーニングロータリークラブ創立25周年記念に合わせた川口・札幌・青森・旭川・京都モーニングロータリークラブ姉妹クラブ締結式において決定された5姉妹クラブ共同事業「東日本大震災復興支援活動」についてご報告致します。
(支援先の決定)
支援方法、手段、支援先などは青森モーニングロータリークラブに一任するとの決定の下、当クラブとしては青森県も被災地に含まれているため、まず場所はRI第2830地区(青森県)内を希望するものでした。事前には4月8日に川口モーニングの田村パストガバナーが当クラブを訪問され(前の晩の本震並みの余震により東北北部3県総停電の暗い中をロビーに急きょ設えた窓からの明かりの下で開いた例会でした)、できる限り教育的な分野への支援をとの要望がありましたので、そのことも踏まえて検討することになりました。それらを受けて当クラブでは八戸市教育委員会に問い合わせ、県内の公立学校で唯一実際に津波の被害を受けた八戸市立多賀小学校を対象とすることにしました。

(支援物資、支援方法の決定)
当初は不足しているとされていた教科書、参考書、体育着、運動靴などの寄贈を考えていましたが、八戸市教育委員会に問い合わせたところ既に大手印刷会社や書店、メーカーなどから八戸市を通じて希望者に無償で提供があり充足していることがわかりました。また、義援金として八戸市に寄付をしても公金としての取り扱いになるため、こちらの目的とした支援に使うことができなくなるとのことでした。再度八戸市教育委員会に相談したところ物納であれば最初から目的をもって支援可能とのことでした。そこで、八戸市教育委員会を通して多賀小学校側のニーズを聞いてもらい、実際に今必要としている支援を挙げてもらった物を物納して支援することに決定しました。

(支援の実施と追加支援)
一方、新たな問題として時間的なリミットの制約が発生しました。理科の授業で行う花や野菜の栽培は遅くとも5月中に種を植え終わらなくてはなりません。既に川口モーニングロータリークラブからは6月10日に当クラブに来訪し、その際各姉妹クラブの義援金を持参するとの連絡が入っていましたが、その時まで待って支援するというのでは遅すぎるということでした。 
そこで再び川口モーニングの田村パストガバナーに相談した結果、「今こそタイムリーに支援できなければ支援の意味がない、時を逸する愚は絶対に避けなければならない」との結論から当クラブで先行して支援物資の代金を支払い、5月中に物納による寄付を済ませました。この後は実際に八戸に行った浅利さんから現地視察の模様を写真で説明してもらいます。
●浅利プログラム委員長
6月9日の歓迎懇親会から10日の例会、現地視察までの模様を写真で説明致します。
6月10日川口モーニングロータリークラブから山口宣道会長、田村亮夫パストガバナー、中里公造姉妹クラブ締結式実行委員長が当クラブを訪問され、各姉妹クラブの義援金が手渡されました。例会終了後当クラブから岡村良昭会長、藤井健二副会長、浅利壽信幹事が同道し、八戸からはRI2830地区被災地復興支援委員長村井達直前ガバナーも合流して八戸市教育委員会を訪問、贈呈式を行い目録の贈呈と感謝状を授受しました。贈呈式終了後現地視察のため八戸市立多賀小学校へ移動し児童代表からはお礼の言葉などがありました。ミニ耕運機、花壇、薔薇の道、後で説明があると思いますがプールや近くの保育園が写っています。そのあと八戸駅に行き解散しました。 
●阿保奉仕プロジェクト委員長
さて、プールの件ですが、視察中に他に困っていることがないか学校側に聞いたところ、「水泳の授業や夏休みの開放のためのプール維持の備品の購入代金を例年地域・町会の方々の寄付で賄っていますが今年は地域の方々も地震や津波の被害に遭われた方が多いためあまり寄付が集まらず、今年買う予定の購入費の大半が足りない」とのことでした。そこで義援金の残金を充てて追加支援を検討することをその場で申し入れました。岡村会長からの贈呈式・現地視察の報告を受け、プールに対する追加支援の詳細を八戸市教育委員会から多賀小学校に確認してもらい、学校の希望する物品を残金の一部を充てて寄付しました。

(残金の処理)
 上記支援後の残金が16万円ほど残りました。全義援金のうち8割超を本来の目的である教育的な分野への支援に使用できましたので、残金は義援金として寄付して差し支えないとの了解を得ておりました。しかしながら、多賀小学校の今後のことを考えますと、今年度は上記支援により乗り切ることができますが、塩害は復旧するには少なくとも3年位は要しますので来年度はまたプランターに植えなければならず、また費用が掛かります。せっかく支援したにもかかわらず来年に繋がらず、それは塩害が解消するまで続くと思われることから、来年度以降の授業が支障をきたさないように来年度の教材に使ってもらうための寄付ができないか八戸市教育委員会に相談したところ、組織的にはPTAが可能で、ご支援いただけるのであれば多賀小学校PTAがお受けしたいとのことでした。そこで検討の結果、残金は来年度の授業のため使用していただくこととして多賀小学校PTAに寄付いたしました。この残金の寄付をもって今回の姉妹クラブ共同事業「東日本大震災復興支援活動」は完了いたしました。
最後に一つエピソードがありますので藤井さんからご説明願います。
●藤井会長エレクト
この多賀小学校の近くには川に向かって保育園があります。ちょうど写真に校庭の向こう側の低くなっているところに屋根が写っていますがここが保育所です。校庭の右端には船が流れ着いて横たわっていたそうです。保育園には津波襲来当時1m〜2mの浸水があり園児たち全員が小学校に避難してきたそうです。その年長児が今は1年生になってこの学校に入学して通っているそうです。この子らが理科の栽培の授業をこれから受けるようになることを考えますと、将来に繋がる教育部門への良い支援ができたのではないかと思います。
●阿保奉仕プロジェクト委員長
この報告書は当クラブを含めた姉妹クラブ5クラブと村井達直前ガバナー、そして八戸市教育委員会と多賀小学校に送ることにしております。最後になりましたが、姉妹クラブの皆様の暖かい支援のおかげで今回の意義ある活動を実施することができましたことを被災地区のクラブの一員として心より御礼申し上げます。今後ともこの姉妹クラブの絆を大切にしてモーニングクラブらしく共に活動して参りたいと存じます。ありがとうございました。
カークスビルRI会長
第2830地区
小山内康博ガバナー
青森モーニングロータリー
クラブ会長 米谷恵司
  • 不易流行
 会報作成者:阿保 康雄