青森モーニングロータリークラブ 2011~2012年度 会報

創立1989年6月1日
会長     米谷 恵司
副会長    鈴木 唯司          例会場  青森国際ホテル  例会日  毎週金曜日 午前8時
幹事     工藤 一男          事務局  
〒030-0801 青森市新町1-6-18
副幹事    高橋 修一                         017-775-1821  FAX 777-9691
会報担当   阿保 康雄                        webmaster@aomori-mrc.org 
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平成24年6月1日(金) 第1089回例会 

点鐘   米谷会長
ソング  君が代・奉仕の理想

出席と誕生祝い

ゲスト 日本原燃㈱ 代表取締役副社長 渡部和則さん(青森RC)
オブザーバー なし
ヴィジター(敬称略) なし

本日の出席率 20名中18名 90%
5月18日分確定出席率 20名中19名 95%

メーキャップ(敬称略) なし

誕生祝  なし

ニコニコBOX

ニコニコBOX 18名 9,000円

<ニコニコのコメント> 
・ 渡部さん、早朝卓話ありがとうございます。よろしくお願いします。(全員)
・ 6月8日、15日は申し訳ありませんが欠席させて頂きます。(米谷)

会長の時間 : 米谷会長
一年間「不易流行」と言うテーマのもと活動して参りましたが、何を変革出来たかと考える事が多々有ります.今理事会で話し合いになっておりますのが会費の問題です.一万円下げましょうと言う事です.なんとか新入会員が入りやすい環境を作っていきましょうと何度も話し合っています.絵に描いた餅にならないよう、机上の空論にならないように即活動していきたいと思っています.最後の締めくくりとして決定したいと思いますのでよろしくお願いします.
 交通標語ですが、「注意はブレーキングに優る」です.車はブレーキをかければ止まるんでしょうけど、まずその前にしっかり注意することですよと言う事です.スピードを出し過ぎるとブレーキが必要ですが、まずスピードを出さないのが最善です.

幹事報告

・ 地区より、ロータリーレート変更のお知らせ。
6月1日より1ドル=80円に変更(5月は82円)

・ 弘前アップルロータリー・仮クラブより、加盟認証状伝達式「アップルの夕べ」開催のご案内。
日時 6月23日(土)18時
場所 ホテルニューキャッスル(弘前市)
登録料 1万円

・ 中分区会員名簿原稿の確認をお願いします。(回覧)

その他


 卓話  「私たちの暮らしと放射線—計ってみましょう身近な放射線—」 日本原燃㈱ 代表取締役副社長 渡部和則さん

今日は私から(放射線についての)話を聞いて頂いた後に機材を使って実際に身近な放射線の実験をしてみたいと思います.
 放射線と言う事なんですが、私達の身の回りにはいろいろな放射線が有ります.宇宙が出来た137億年前に、宇宙が微細な物から一瞬のうちに誕生したそうです.ビッグバンですね.その時まず発生したのが水素なのです.そこから種々の元素が形成されたのです.その結果宇宙からはヘリウムや水素等が我々に降り注いでいるのです.

今日は放射線の話なんですが、専門用語が出て来ますが、ホタルに例えて話しますと、ホタルは光を出します. 
ホタルが発生する光線が放射線で、放射線を出す能力が放射能、放射能を持つ物質、いわばホタルが放射性物資なのです.放射線としては光がそうだし、電磁波等いろいろな宇宙線が飛んで来ています.また我々の体は原子から成り立っているのですが、原子には不安定なものもあり、そのような原子は自分から少しずつ放射線を出しながら別の物質に変わってくる。
 それでは放射線の単位を紹介しますと、原子が変わってゆく、原子核が崩壊すると言いますが、この変わってゆく時に放射線を出すのですが、1秒間に1個の原子核が崩壊する時に出す放射能の強さを1ベクレル(Bq)と言います.小さな単位です.もう一つの単位はミリシーベルト(Sv)と言い、人体への影響度を示します.放射線にはアルファ線、β線、ガンマ線が有りますが、放射線の種類、エネルギー、人体の部位によって影響を受ける度合いは違うのです.その度合いをミリシーベルトで表します.
 放射線の影響が報道されていますが、実は食品にも入っていますし、我々の体に持っている放射能は7020ベクレルと言われています.なぜかと言うと自然界に、宇宙全体に放射線が有ると言う環境の中で生活して来たからです.特に大きいのはK40と言う物質です.例えば青森県の大地を精査しますと、年間平均0.17ミリシーベルト、南部と津軽はちょっと違うのですが、これは土壌のせいなのです.南部の方はで0.10〜0.15ミリシーベルトなのですが、津軽の方は0.15〜0.18ミリシーベルトです.南部の方は火山灰が積もった.津軽の方は川により堆積した土地だからです.このように自然界にも差が有るのです.しかし小さな値なのでガンが多いとか人体に影響を与える程ではないのです.
 今回福島で原子力発電所の事故があって放射性物質が放出されました.東京都の例をとると観測された最大値は0.809マイクロシーベルト/時で、現在は下がっていますが、一年間継続すると仮定すると7、1ミリシーベルト/年となります.この値はインドのケララ地方で受ける自然放射能の約1/2になります。またX線CT検査を一回受けた時の被爆線量とほぼ同じです.それでも放射線による問題は発生していないと言う事です.安心して生活しても良いようです.
 1960年代には日本人の体内に多くのセシウム137が検出されました.セシウム137は自然界には存在せず、人工的核分裂で作られます.アメリカ、ソ連の大気圏核実験の影響と考えられています.その当時は7000ベクレルと言う大きな値が検出されています.その後チェルノブイリ原発事故が有りました.福島で発生した放射能はチェルノブイリの数分の一と言われています.それらに比べ低い数値で推移しており、問題は無いと言われています.
 我々が自然に受ける放射線と言われる物はいろいろ有ります.大気、食品、宇宙、大地からで、世界年間平均で2.4ミリシーベルトと言われます.ちなみにイランのラムサールでは480、インドのケララで15、日本平均で1.5ミリシーベルト/年と言われています.我々が日常生活で自然から放射線を受けて生活している、逆に言えば自然界から受ける放射線では影響を受けないと言う事です.
 身の回りの放射線についてお話ししました.
 (この後参加者各自で放射線カウンターを使い自然界の石、土、食品、塵芥佐渡の放射線量をそくていしてみた)

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 会報作成者:鈴木 唯司