青森モーニングロータリークラブ 2012~2013年度 会報

創立1989年6月1日
会長     藤井 健二
副会長    浅利 壽信          例会場  青森国際ホテル  例会日  毎週金曜日 午前8時
幹事     高橋 修一          事務局  
〒030-0801 青森市新町1-6-18
副幹事    清野  覚                         017-775-1821  FAX 777-9691
会報担当   山道 清貞                        webmaster@aomori-mrc.org 
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平成24年12月21日(金) 第1116回例会

点鐘   藤井会長
RIテーマ・地区テーマの唱和
ソング  それでこそロータリー

出席と誕生祝い

ゲスト 元東奥日報社常務 外崎勝さん
オブザーバー なし
ヴィジター なし

本日の出席率 20名中15名 75%
12月7日分確定出席率 20名中18名 90%

メーキャップ(敬称略) 12月17日 平川賢悦(青森中央)
            12月17日 芳賀治右衛門(青森中央)
            12月20日 芳賀治右衛門(青森)
            12月20日 平川賢悦(青森)

誕生祝  なし
       

ニコニコBOX

ニコニコBOX 15名 7,500円

<ニコニコのコメント>
・ 外崎様、卓話楽しみです。よろしくお願いします。(全員)
・ 外崎先輩、しばらくです。朝早くからご苦労様です。(石倉)

会長の時間 : 藤井会長
・今年もあっという間に最後の例会となった。2012-2013ロータリー年度も折返し地点。今年を振り返り、どのような年でしたか?
・今年の天候は過激というか、風も強く、雨も多く、また、今年の雪については今のところ、弘前が多く青森市内は少ないという状況です。
・議題、話題が多いようなので、この辺で終わりにします。今年は会長として至らなかった点が多くご迷惑をおかけしたと思います。来年は気持ちを新たに頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

幹事報告 : 高橋幹事

・ 京都モーニングRCより、会報。

・ 一般財団法人比国育英会バギオ基金より、2011年度事業報告書の送付と基金へのご寄付のお願い。

・ 地区より、「インドポリオNID(ワクチン投与活動)のご案内」。
日程 (5日間)2月21日(木)~25日(月)
   (6日間)2月21日(木)~26日(火)
費用 (5日間)152,000円
   (6日間)167,000円
*詳細とお申込はクラブ事務局へ1月20日迄

・ 地区より、ロータリーレートのお知らせ。
1月1日より1ドル=82円に変更(現行80円)

その他
【芳賀ガバナー補佐】お知らせとお願いについて
・RI理事会では、2015年6月末までに会員数を130万人まで増員することを決議しました。また、2013年まで3%の純増という目標を掲げました。
・田中RI会長は、今年度末までに日本では会員10万人を達成したいということを強調されています。今現在の会員数は9万人をきっている状態です。
・RI理事会は田中会長に承認をいただいて、これが「サクジ作戦」と名付けられました。会員増強をして会員を10万人にしようというのがサクジ作戦です。
・その方法の一つは、日本にいる友人、知人について地区を越えて紹介し合うということ。もう一つの方法は、引っ越しや転勤で地区を離れた場合、引っ越し先の地区に連絡して、そちらで会員増強していただく。主に、この2点で何としても会員増強を図ろうという作戦です。「サクジ作戦」とはサクセス・ジャパン作戦の意味で、この作戦は強制ではなく、受け入れるかどうかはクラブで任意に決めることができます。ガバナー補佐として、是非、賛同の上、会員増強に努めることをお願いする次第です。
 卓話 「大相撲あれこれ」 元東奥日報社常務 外崎勝さん
・マヤ文明の暦が今日で最後となっており、世界が滅びると一部世間で話題になっているいるそうです。それを信ずるかどうかはそれぞれの想いや文明文化に対するスタンスの違いによるものが大きいと思いますが、このことは今日の議題「大相撲」にも通じるものがあります。
・大相撲はただ単に髷を結ってのっぽや太った大男が4m55㎝の土俵の中で相撲を取って勝ち敗けを決めることだけでなく、そこにはいろんな仕来たりや慣わし、民俗学的な要素、芸能的な側面、もちろんスポーツ・格闘技としての面もあるが古代宗教から来たものがあるということで単なるプロ・スポーツでないという前提で話を聞いてほしいと思います。
・まず、青森放送「大相撲をより面白く見る方法」という番組をやるに至った経緯とその反響についてお話します。青森県で胸を張って威張れるものは「りんご、ニンニク、ホタテ、長芋」と相撲でです。青森県は自他共に認めている相撲王国。何故相撲にこれほどの人材が次々と出てくるのか。青森県を相撲王国だという理由の一つに、1757年宝暦7年10月に行った江戸勧進相撲が記録として残っている番付表から数えると、青森県出身の幕内力士87人を数えます。これは全国断トツで、次に多い県は千葉県の71人に大きく水を開けています。
・青森県出身の幕内力士の第1号は、弘前出身の源氏山住右衛門。最高位の横綱は6人輩出しています。
・「幕内力士」と言う理由は、昔、大名とか、将軍の上覧相撲とかで、相撲を取ったときに、ドン幕という幕を、土俵の周囲を幕で囲み、その内側に控えられる力士が番付の一番上の力士であったことからそういう呼び名になりました。
・力士の給料は十両から貰えます。額は十両で月額103万円、横綱は282万円ですが、デフレ化の影響で12年間据え置かれています。なお、十両を陥落すると貰えません。
・また、幕内力士になると大相撲歴史名鑑に名前と記録が残るんです。これが幕内力士を目指す所以の一つとなっている訳です。
・相撲に関するもう一つすごい歴史は、明治16年5月場所に南津軽郡田舎館村出身の一ノ矢藤太郎という力士が新入幕を果たしています。この力士は大関まで昇った力士で、6勝3敗で勝ち越しながら、大関から落とされたという経歴が残ってます。昔の相撲というのは勝てば地位が安泰ではなく、政治的、行政的、商売的な事情等で地位が決まっていました。勝ってももっと成績の良いのがいて、人気が出ればそっちのほうを上げて、あまり地味な存在は落とすなど、権力者の思うがままで決まっていました。それで彼は大関を落とされて二度と返り咲くことは無かった記録の持ち主で、明治16年5月場所に新入幕を果たしましたが、これが青森県の相撲王国の別な意味でのルーツとなっています。
・彼のその後は、青森に帰ってから田舎館村(今の川部付近)で旅館をやっていましたが、その旅館が2度火事で消失するという不遇な人生の持ち主で、意を決して東奥日報に広告を出しました。それが商売に関する広告ではなく「私に大望があります。これが成就するまでは禁酒する。」というまったくの個人的な広告を出しました。ものすごい豪の者で一斗の酒を飲んでも足元が乱れないというくらいの大酒豪であったそうですが、そういう彼を慕って青森県からいろんな力士が高砂部屋に入門して、そこから数えて、今年で129年間、場所数にして499場所青森県出身力士が番付の上から絶えたことが無い訳です。
・大相撲の優勝力士については、現在外国人力士が39場所連続して優勝しています。日本人の優勝力士は平成18年初場所に二代目大関栃東関が最後。国技館には32枚の優勝額が掲げられていますが、全て外国人力士で日本人力士の額は残念ながら一枚もありません。
・日本人力士が何故勝てないのか。現在、モンゴル人の関取は11人いますが、ある意味、勝てないのは当たり前、運動能力が違います。モンゴル人は「ナーナム」と言って年に1回500人くらい大草原に集まって遊牧民族としての相撲をとる大会がありますが、土俵が無いので強い者と強い者がやると1時間くらい組み合っているそうです。勝敗は肩をつけるとか、レスリングと似ていますが、きちんと相手を倒すとかで勝敗が決まります。寄り切りとか押し出しというのが無いので、1時間も相撲を取ることもしょっちゅうあるそうで、スタミナが違います。また、相撲の攻め手もかなり多いようなので、手捌きの上手さもあり、スタミナもあり、そして何よりも、日本に来て十両になれば大統領よりも月給が高いこと、貨幣価値が違うことなどが理由にあります。旭鷲山関は東京ドームの5杯分ぐらいの土地を持っているといわれています。白鵬関は角界唯一の1億円を越えています。る。日馬富士関はたぶん頑張ればなると思います。野球選手より少ないですが、相撲は、衣食住が大体保障されているので必ずしも額面だけで比べられない面があります。同じ屋根の下に師匠と兄弟弟子が所謂家族的な生活をするという独特の仕組みの中で、歴史を伝承しています。
・稽古について、普通の部屋は5時頃から朝稽古を始めます。7時半頃から白いまわしを付けた関取衆が登場して、関取同士が稽古をします。相撲の稽古は量が多ければ良いというものではなく、いろんな状況をやってみて自分の体に覚えさせます。それが一番大事なことで、見ていると、稽古が多くて質的にも変化に富んでいて一生懸命やった力士は思いがけない技で勝っています。以上、制限時間が来たので終わります。ありがとうございました。

田中作次RI会長
第2830地区
松本 康子ガバナー
青森モーニングロータリー
クラブ会長 藤井 健二
  • 清く、正しく、暖かく
 会報作成者:小比類巻 宣典