青森モーニングロータリークラブ 2014~2015年度 会報

創立1989年6月1日
会長     浅利 壽信
副会長    阿保 康雄          例会場  青森国際ホテル  例会日  毎週金曜日 午前8時
幹事     山道 清貞          事務局  
〒030-0801 青森市新町1-6-18
副幹事    新岡壮太郎                         017-775-1821  FAX 777-9691
会報担当   阿保 康雄                        webmaster@aomori-mrc.org 
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平成26年7月4日(金) 第1187回例会

点鐘   浅利会長
RIテーマ・地区テーマ・クラブテーマの唱和
ソング  君が代・奉仕の理想

出席と誕生祝い

ゲスト 青森山田学園 理事長 岡島成行さん
ヴィジター(敬称略)なし
オブザーバー  ㈱協和輸送 会長 一戸善正さん

本日の出席率 24名中19名 79.17%
6月21日分確定出席率 25名中20名 80.00%

メーキャップ(敬称略) 6月25日 葛西義明(青森北東)
            6月26日 髙坂強(青森)
            6月26日 谷川智栄子(青森)
            6月30日 葛西義明(青森中央)

誕生祝 なし     

          

ニコニコBOX

ニコニコBOX 19名より  11,000円

<ニコニコのコメント>
・ 岡島様、卓話楽しみにしております。(全員)
・ 姉妹クラブ親交会ありがとうございました。(石倉)

会長の時間 : 浅利会長
   ・今日から青森モーニングロータリークラブは新年度を迎えます。そして先月は姉妹クラブ親交会、準備からいろいろ皆様ご苦労様でございました。大変良かった点から反省も有ろうかと思いますが、更に30周年に向かって頑張って行きたいと思います。そして鈴木会長1年間ご苦労様でございました。また清野さん、山道さんご苦労様でした。共に名幹事、名副幹事でした。鈴木さんはタッチ・アンド・ゴーでガバナーへの道がございまして、微力ではありますが私もガバナー事務所の方に一兵卒で汗をかいて成功裏に終えるよう努力したいと思っております。最後に、他のクラブから青森モーニングロータリークラブはアットホームで良いクラブだと実際言われています。それを継続し、プラスアルファして、会員を増やして楽しくやっていければと思います。1年間宜しくお願い致します。

幹事報告 : 山道幹事
・ 地区より、前年度ガバナー月信ダイジェスト版追加号と新年度地区要覧。(地区要覧は例会場BOXに配布)
・ 一般財団法人 比国育英会バギオ基金より、バギオだより第43号。
・ 京都モーニングRCより、会報。
・ ロータリーの友事務所より、「ロータリーの友」電子版のご案内。(閲覧方法等詳細回覧)
・ 青森中央RCより、2012-13年度「地区協議会」「会長エレクト研修セミナー」「地区チーム研修セミナー」の報告書。(例会場BOXに配布)
・ 地区より、新年度ガバナーホームページ開設とガバナー月信第1号掲載のお知らせ。

その他


卓話 : 「自然環境と青森県の観光」  青森山田学園 理事長 岡島成行さん
・今年70歳になりました。大妻女子大を退職しまして千葉の房総半島の山の中に家を買い、東京を引き払ってゆっくりゴルフ、冬になれば青森でスキーをやろうかなと思っておりましたら、急遽(山田学園の)理事長を頼むと言う話になりました。経営状態が悪かったのでとても出来ませんと断っておりましたが、あえて飛び込む事になりました。お陰様でこの3ヶ月銀行、私学事業団とかいろいろ回ってなんとか目途がつきました。最後の難関、来年の中学、高校、幼稚園、大学で今年以上の入学者を確保出来れば大丈夫だろうと言うところまで漕ぎ着けました。そして7年後位に中学生、高校生が2千人位になってしまう。公立高校で充分まかなえる数です。そこをなんとか頑張らなければならない。今からその時に備えて学校の体質を変えて行く。私は今スポーツは日本一と自負しているのですが、ここに進学を加えたいと思っています。
5年から7年かけて青森高校に近付ける進学校を目指したいと思っています。それが無い限りこの学校は要らない訳ですね。こちらに来て青森山田学園は危ないというような話を聞いたのですが、「大丈夫です。完全に再起します」と宣伝しておきたいと思います。
私は読売新聞社に30年居りまして、その内20年程が環境問題の専門記者という事で、1980年頃から環境問題を担当しておりました。私は横浜に生まれ育ちましたが、中学生になりますと山登り、自然に引き寄せられて行きました。丹沢と言う山が有り、1500m位の山なのですが抉れていて滝が一杯有る。沢登りが盛んな所でした。ほとんど毎週のように行き、いつの間にか中学、高校は山一筋の生活をしていました。そのまま大学まで山岳部で、上智大学の山岳部ではアンデスに10ヶ月楽しんできました。それからヒマラヤに半年。大学の一学科を卒業するのの7年掛かりました。さすがに半年間勉強して読売に入る事が出来ました。新聞記者になってからも世界中を歩き回り、北極点に植村直己さんと日本大学遠征隊と一緒になって初めて行くのに同行しました。ジャーナリストとして北極点に立ったのは私が世界で初めでないかと思います。シベリヤ、アマゾン、アフリカ等にも行き、辺境記者と言われていました。青森に初めて来ました15年前、木村まさえさんと言う方が理事長をしていらっしゃった時でしたが、強引に新聞記者を止めて青森大学に大学院が出来るから来てくれという事でした。今考えても信じられない事ですが熱意で来なければならないような気にさせられました。環境問題を中心にする大学院を作るという事は良い事でした。その時日本には一つも無かったのですから先見の明が有った方だと思います。それで京大の農学部長だった林さんと言う方とどういう学校にして教授陣をどう揃えるか全部作りました。認可が下りたら貴方が来なければ大学院が出来ないと脅かされてついに(記者を)止めされたのです。15年前の11月30日に青森に来たのですが、吹雪でした。ホテルの前に出たら大雪で、とんでもない所に来たな、止めれば良かったと思ったのです。年が明けて山を見て驚いたのですが、萱の高原から見た八甲田には右肩の田茂萢のロープウェイの山小屋が見える以外山全体に傷が無いのですね。こんな雄大な、残念ながら岩木山は道が出来ています、八甲田山に感動しました。十和田湖迄歩いていった時にも広告や看板が無い。青森の自然に目を開かれました。未だに青森を含めた北東北の自然は世界に誇れる自然ではないかと思います。日本の山の特徴は渓流ですね。この渓流に匹敵する物は世界中どこに行っても無いんですね。奥入瀬は勿論美しい。白神山地も美しい渓流で形作られている。高さは高くないけれど深いですね。青森の自然は素晴らしいと改めて思います。  
 青森の方は気付いておられないかもしれませんが、青森の自然の美しさは世界に誇れるのです。秋田、岩手を含めた北東北にはほとんど傷が無い無垢の自然が残っていて、世界の人が来るんじゃないかと思います。青森は日本人に売れなくても世界に売れると思います。だから視点を変えた方が良いと思います。世界の人が来れば日本人もつられて来るんです。青森が、日本人が来ない、来ないと言ってないで外国人をいきなり呼べば違う展開が有るんではないかと感じています。日本人の感覚では東京は遠いからなかなか青森には来ないと言いますが、世界から見ると東京でも、大阪でも、青森でも左程変わらないのです。青森にはこれだけの自然が有るのです。日本にはマタギとかのネーティブ・ジャパニーズが居るんです。切り札は雪です。地球上の多くの人は雪を見た事が無いのですよ。雪を触った事が無いし、雪が空から降ってくるなんて知らない人達は来たがります。日本はお金が高いと言いますが、世界にはお金持ちが居るんです。そして必ずファンになります。雪は観光としては財産です。青森の観光作戦をきちんと立てたら良いと思います。外国人一辺倒ではないですけれど、外国にも視点を置いたら全然違う観点が有ると思います。私は言うんですけれど、青森に住んで、時々東京に金を使いに行く。東京は住む所ではないですよ。青森の人々は青森の財産を認識されて無い、青森の自然とか人情をあんまり大事にされてないと思うんです。それは世界で見れば一級品です。それを基に世界の人に見せ、楽しませて上げると言う気持ちになれば見えてくる事も違ってくると思います。青森が世界の人に開かれた街になる事を願っています。
 会報作成者:鈴木 唯司